虫歯のできる場所は年齢によって変ってきます。

3歳頃に虫歯になりやすい場所は歯の溝や歯茎の部分ですが、それ以後に一番注意しなければいけないのが歯と歯の間です。
この歯と歯の間にできる虫歯はみつけにくいですし神経まで進みやすい虫歯です。

そのため歯と歯の間を清掃する必要があるのですが、歯と歯の間にたまった歯垢はなかなか取りにくいものです。

普通に歯ブラシを水平に動かして磨いてもなかなかきれいにはとれません。
歯ブラシを歯列にたいして直角に向けて歯と歯の間に毛先を入れてかきだすように磨いてください。

でも、この方法はすこし怖いという人は、
市販のフロッサーをつかってください。


いわゆる「糸ヨウジ」といわれているものです。
これも右の図のように色々な種類があります。
どれが使いやすいかいろいろ試してみてください。

この歯と歯の掃除は毎日でなくて結構ですので、
少なくとも-週間に一回程度はおこなってください。

(もちろん毎日したほうがいいのですが…)

デンタルフロスって?
島根県松江市の小児歯科に特化した歯科医院
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このページの内容は、医療法人かわはら矯正歯科・小児歯科で配布している「お口の健康の話 - デンタルフロス」の内容を再編集したものです。

この糸を左右の指に巻きつけて、ピンと張った状態で歯と歯の間にゆっくりと入れていきます。

歯と歯が接しているところ(ここをコンタクトポイントといいます)は少しきついですが、これを越えて押し下げますとまたゆるくなります。

このときにあまり押し下げすぎて歯肉を傷つけないよう注意してください。
コンタクトポイントを越えたところで止めておくのがコツです。
それからフロスを少し下げて片方の歯面に押しあてて歯面にそって引き上げてください。

ほら、フロスに歯垢がくっついているでしょう。

今度はもう-度コンタクトポイントの下までフロスを入れて、
反対の歯面にそって引き上げてください。
ひとつの歯と歯の間の向い合っている歯面の両面とも別々に清掃するのがポイントです。

結構簡単でしょう。

それでもとれない場合は、「デンタルフロス」が有効です。

基本は右の図のように糸だけのものです。

このデンタルフロスには色々な種類があります。

糸にワックスを塗っているもの
(すべりを良くなる)
匂いをつけているもの、
色をつけているもの

などさまざまです。